鳴門海峡の渦潮を世界遺産に学習会

・国生み神話の舞台となる鳴門海峡と渦潮を世界遺産に登録させようという動きが徳島県と兵庫県の両県で高まっている。鳴門海峡は日本各地を拓きヤマト王権の成立に寄与した阿波忌部の東西海運の結節点でもあった。神武天皇の海路を道案内した珍彦の名は、鳴門の渦潮の名が由来と考えられる。7月9日、淡路島を拠点とするNPO法人うず潮を世界遺産にする淡路島民の会は、鳴門市のうずしお会館で、鳴門海峡の渦潮を世界遺産にするための学習会を開いた。当日は、鳴門市・淡路市の関係者約50名が参集した。そのなかで、環境人類学博士の林博章が、鳴門の魅力と鳴門海峡を世界遺産にする意義を30分間講演し、来場者に感銘を与えた。