剣山系の創生を目指し、第2回「つるぎ学」講座の開催
・つるぎ町を中心とする世界に誇る「にし阿波」の歴史・文化・世界農業遺産を学習し、地域づくりや新産業の創出を促し、参加者の交流により、地域創生に向けたネットワークを構築することを目的に、つるぎ町役場も協力して、「つるぎ学」講座(全12回)が始まっている。
・主催は、剣山系未来づくり実行委員会、代表は横野健史さん(前つるぎ町教育長)。第2回目は2024年8月24日(土)、場所は「ゆうゆう館」の会議室で行われ、講師は、環境人類学博士の林博章氏。第2回目のタイトルは「知ってほしい!にし阿波の世界農業遺産の概要」。その内容は次のようなもの。
●にし阿波」の伝統農業(忌部農業)は、「にし阿波の傾斜地農耕システム」として、2018年に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定された。その農文化の歴史は焼畑農耕時代以来、約3000年に及ぶと推定される。その農文化の概要と世界的意義、そして世界に発信すべき魅力について語る。半田・貞光・一宇をはじめ、にし阿波のソラ世界(天空の傾斜地集落)を紹介します。また、8月7日(水)~9日(金)に岐阜市で開催される東アジア世界農業遺産学会で発表する資料を配布するとともに、学会参加報告をします。

・当日は約40名が集まり大盛況となった。講座は、2か月に一回開催する予定。

