「友内神社」神輿渡御

つるぎ町貞光の「友内神社」の神輿渡御

・つるぎ町貞光字東端山字川見西の友内山の北斜面中腹には、阿波忌部の祖神・天日鷲命を祭神とする「友内神社」が祀られている。由緒によると、創立年代は不明だが、江戸期には「友内大明神」と呼ばれた。友内山の別称は木綿(ゆう)麻(ま)山(ゆうまやま)と呼ばれ、伝承では、忌部の大神が住む山と伝わっている。『忌部神社正蹟補考』によると、「本社友内宮忌部社頭也」とあり、「忌部神社」は当初、友内山の山上にあったという。また、「友内神社」は、代々、阿波守護であった小笠原家の崇敬社で、管領細川頼之神領の地でもあった。
・その例祭は毎年4月に執り行われる。本年は4月14日の午前中に行われた。過疎化で神輿を担ぐ人手が不足しているため、忌部文化研究所のメンバー等が手伝い、境内の神輿渡御が厳かに賑やかに盛大に執り行なわれた。当日は、四国放送が取材に来て、夕刻に放映された。