2024年度 「第4回・つるぎ学講座」

美馬郡つるぎ町を中心とする世界に誇る「にし阿波」の歴史・文化・世界農業遺産を学習し、地域づくりや新産業の創出に役立てましょう。また、参加者の交流により、地域創生に向けたネットワークを構築しましょう。最新情報を交え講座を行います。
・日時-12月21日(土) 14:00~16:00
・場所-「貞光ゆうゆう館」  (つるぎ町貞光字大須賀11-1)
・主催-剣山系未来づくり実行委員会 
・受講費 500円(資料代)
・問い合わせ 同実行委員会  枋谷 ☎090-5144-4896
               横野 ☎0883-62-2928

・講師 林 博章(環境人類学博士)

2022年にIOUF(アメリカ)及びアステカ大学(メキシコ)より二重博士号(環境人類学・環境学)を取得。2021年より徳島大学非常勤講師。2023年に徳島大学から教養教育賞を受賞。古代史研究家・忌部文化研究会会長。2011年に鳴門海峡と渦潮の世界遺産化、2012年に徳島剣山系の世界農業遺産化を提言。学際的視座から忌部や日本古代史、持続可能な社会に関する研究を進めている。

「日本最高技術の“にし阿波”の石垣技術を観光に生かす!」

「にし阿波」の伝統農業(忌部農業)は、「にし阿波の傾斜地農耕システム」として、2018年に国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定された。そこで評価された農文化の一つが石垣であった。剣山系は、三波川帯における結晶片岩が地質の特徴となる。剣山系では、その結晶片岩の片理性を巧みに利用して、日本最高技術と目される多種多様な石垣文化が展開されている。その場所を解説するとともに、にし阿波の石垣文化の魅力と観光ツーリズムの展開について提言する。また、つるぎ町の知られざる祭礼調査報告をします。この貴重な機会をお見逃しなく。ふるってご参加ください。